緑内障

※新しい治療方法としてカフークデュアルブレードを導入しました。詳しくはこちらをご覧ください。

緑内障の種類

A) 開放隅角緑内障(慢性)

正常眼圧緑内障 20mmHg未満
高眼圧緑内障  21mmHg以上

B) 閉塞隅角緑内障(急性、慢性)

症状

1) 慢性の開放隅角緑内障は、眼の圧力(房水の増加)が徐々に増加することにより、物を見る神経(視神経)がおかされ、物が見える範囲(視野)が狭くなっていく病気です。
初期には視野が一部欠けたり、視野の中心にまったく見えない部分(暗点と呼ぶ)が発生しますが、視力にはほとんど影響が無く日常生活に支障をきたさないので、視野検査をするまでわからないことが多いのです。進行すると視神経の障害が進行し、視野の狭窄や暗点が拡大し放置すると失明にいたります。
日本人には低眼圧あるいは正常眼圧緑内障が80%以上との報告がありますが、実際には詳しく調べてみると、角膜が薄いために眼圧が低く測定されていたり、時間帯によって眼圧が21mmHg以上と高いことがあり、正常眼圧緑内障と呼ばれているものの中に、かなりの割合で高眼圧緑内障が含まれています。

2) 一方の急性閉塞隅角緑内障は突然房水が流れが滞り、急激に眼圧が上昇し、眼痛、角膜混濁、充血、散瞳を引き起こします。
元々、遠視の人に多く、白内障が進行し水晶体が膨隆することにより、隅角という場所が狭くなったり、閉じてしまい、眼内の房水量が急激に増えて眼圧が50mmHgを越えるような状態になります。
その結果、眼痛、頭痛、吐き気をおこし、あたかも、くも膜下出血の症状と思われ、脳外科に搬送される場合もあります。


緑内障による視野異常

治療方法

※新しい治療方法としてカフークデュアルブレードを導入しました。詳しくはこちらをご覧ください。
慢性開放隅角緑内障は程度に応じて点眼薬から手術までの治療方法があります。
早期発見・早期治療が大切です。最近は眼圧降下作用の強い点眼液が発売されたことにより、緑内障の手術時期が以前より遅くなりました。
しかし、緑内障は決して治るものではなく、一生、眼科通院が必要です。また、一旦失われた視野は回復しませんので、視野が悪化するようであれば、手術が必要になってきます。

以前はこの手術(トラベクロトミー、トラベクレクトミー)も必ず入院が必要でしたが、最近では9割以上が日帰りで手術できるようになりました。術後の通院は必要ですが、入院なしに手術できることにより、社会生活への復帰が容易になります。

手術時間は20分から40分です。手術の効果を上げる為、水晶体再建術との同時手術も行っております。お気軽にご相談ください。一方、急性の閉塞隅角緑内障は、先ず眼圧を下げる為に、飲み薬と点眼で眼圧を下げた後、水晶体を取り、閉塞隅角を解除して、眼内レンズを挿入します。
また、隅角が非常に狭く、閉塞隅角緑内障をおこしそうな場合は、予防的にレーザーで虹彩周辺切開を行います。高齢で白内障がある場合は、予防的に白内障手術を行います。閉塞隅角緑内障は処置によって治ります。ある意味、開放隅角緑内障より予後は良好です。全て、日帰り手術が可能です。

緑内障2


緑内障3


緑内障4

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