これならもう 一度受けても良いと思ったくらいです

私が初めてレーシックの事を知ったのは、確か、家の近所にある会社“NIDEK” が視力矯正用の機械を開発したと、ちょっと話題になったときだったと思いま す。 恐らく目の良い方でしたら、『ああそういえばそんな記事が新聞に載ってたね』 ぐらいで見過ごす出来事でしたでしょうが、その時私は『やった!なかなか、やる じゃんNIDEK!』と喜んだものでした。
それからしばらくしてTVの某番組でレーシックのことが紹介されてたのを見、 もしこれを愛知県内でやってくれるところがあるならやろう、とその時決心しまし た。 といっても、実際はやはり“目”のことだし、今までソフトコンタクトを使って いて、(そりゃあ多少は疲れて、 5時間くらいすると目がしょぼしょぼしてきたり、おでこから鼻にかけて重くなってきたりもするけど)今のままでいいじゃ ない か、といえば言えないこともない。
おまけに私の場合26歳の時、出勤途中に交通事故に遭って車椅子の身体になっ てしまったので、今更また手術を受けることの必要性があるのか、『この上更に目まで見 えなくなってしまったらどうする…』『角膜損傷!』『角膜移植?』そんなこと ばかり考えてました。 ただ私の場合、中学の頃から下がり始めた視力は就職する時には、裸眼が両眼 0.02と極めて低く、コンタクトをはずした時に眼鏡なしでは生活できない状態で、おまけに度が強いのと、鼻が低いためか眼鏡がすぐずり落ちてくる。フ レームで視界が遮 られる、うっとうしいなど(眼鏡をされてる方なら恐らくみんな感じていることだと思いますが)。 後は外見上の問題で、度も低く小さな眼鏡で素敵に眼鏡の似合ってみえる方も沢山みえますが、それとは程遠い、まず“眼鏡をかけてた人”と必ずいわれてしま う、 そんなことに不満を感じてました。
そんな時、思い立ってインターネットで愛知県と、レーシックで検索をかけた所セントラルアイクリニックの事を知ったのです。検索結果には4、5件ありましたが、 その後の手術自体に関する丁寧な説明や看護婦さんの誠実な対応と、宿泊プランがあったとこでこちらにお世話になる事にしました。
手術は術前術後にかけ本当に全く痛くも痒くもありませんでした。これならもう 一度受けても良いと思ったくらいです。 ただフラっプをめくった時に、“わぁ!角膜剥がしてるんだ!”という恐怖感と緊 張で身の縮む思いでした。(これは以前8、9時間に及ぶ大手術を経験したことがある私だからかもしれませんが…)でしたので、レーザーを当てている間看護婦さん がカウントしてくださったのと、渥美先生が一つずつ、終わったよ、とか完璧とか声を掛けてくださったのがとてもありがたかったです。 終わった直後はお風呂を沸かしすぎて湯気でもこもこになった浴室にいるみたいな錯覚がありましたが、3時間半ぐらいするとそれも俄かに晴れ、いつのまにか物を見ている自分に気づきました。
はじめは初めてハードコンタクトをつけた時みたいです。ちょっと、ころころして涙 でうるんで良く見えません。それが1時間毎にだんだん見えるようになって、違和感 も少しずつなくなって、夜はテレビを見て寝ました。 そして翌朝、ホテルの21階から下を歩く人が鮮明に見えた時は、(目の悪い時が長かったせいでしょうか)“これって私の眼で見てるの?”と思ってしまった ぐらいです。そしてそのまま検査後、再び来た時と同じように、しかも今度は『見える、 みえる!』と思いながらるんるん気分で名四国道をかっとばし車で家に帰りました。
現在術後二日目ですが、少し遠視気味に今は視力が出ているということもあっ て、さすがに少し近くよりは遠くを見ていた方が見やすく楽な気がします。近くが見えないというわけではありません。新聞もパソコンの字もちゃんと見えま す。しかも今までは感じなかったのに、パソコンのフォントのぎざぎざが気になり、大きさも一段小さくしたりしてます。
右目に比べると左目が視力がまだ弱い気がします。それと羞明感が少しあります。まだ二日目なのでこれでどんどんフラップや削った角膜が馴染んでこればおそらくレーシックをやったことさえ忘れてしまうような気もします。
まだ術後日が浅いし、個人差もあることなので視力の回復や将来的なことは何とも言えませんが、眼鏡の煩わしさとコンタクトに“装用感”を感じて見える方は レ—シックは間違いなくこれから開放されますので、考えてみられても私は良いかと思います。
最後に手術をしていただいた先生、検査をしてくださった方々、とても親切にしてださり、本当にありがとうございます。名駅は実に18年ぶりにしかも、今度 は車椅子と、車で、利用することになりましたが、始めて来院して以来術前術後、宿泊を通しても、一度も車椅子でも不自由を感じませんでした。 手術翌日帰る車の中で、『これってすごい事じゃない!?』と感動してました。 ありがとうございました。

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