防災としての屈折矯正手術

3年前の東日本大震災、今回の御嶽山の噴火により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様へ心からお見舞い申し上げます。
被災地の皆様の安全と健康、ならびに被災地の1日も早い復興をお祈り申し上げます。それとともに、救助活動にあたられた自衛隊、消防隊員、警察、山岳救助隊員のご苦労はなみたいていのものではなかったと思っております。皆さま、ご苦労様でした。

救助活動、被災現場での活動に眼鏡やコンタクトレンズが役に立たないことが、東日本大震災、御嶽山の爆発であきらかになりました。防護服の中では、眼鏡やコンタクトレンズは見え方に対して無力であり、裸眼でゴーグルや防護服を纏わないと視界もないことが明らかになりました。
また、今後、東海地震などの3連動地震への備えも考える必要があると思います。「裸眼こそ被災時に有効な視力」との考えから、防災としての視力矯正手術をご提案申しあげております。

被災地での救援活動東日本大震災、御嶽山の噴火では、自衛隊員、消防隊員、警察官、山岳救助隊の皆様方には大変なご苦労で生存者の救助やご遺体の搬送をされたことと思います。
東日本大震災や噴火のあとには、屈折矯正手術へのお問い合わせが多くなります。

これは、先にも述べましたように、災害時には裸眼視力がいかに有用な有効な視力かということを、身をもって体験されたからだと思います。

自衛隊へのアンケート調査で、視力が悪い方の63%が屈折矯正手術を受けたいと希望されていましたが、実際にお受けになった方はわずか13%でした。
これは、アメリカであれば、陸軍、海軍、空軍、海兵隊の4軍は希望があれば、全員無償でi-LASIKを受けることができます。
しかし、日本では、個人のお金で個人の責任で手術を受けなさいということになっています。

我々は、政府や防衛省に対して、補助を働きかけていますが、現在に至るもはかばかしい返事はありません。

被災地で救助に当たった方や被災した方々だけではなく、被災地以外でもいろいろな問題がおきています。

被災地以外での視力にかかわる問題

3年前、被災地のみならず、より広い地域での視力弱者様にとっての問題が明らかになりました。 それは、計画停電や節電対策により生じた、公共の場所の暗がりの危険性です。 震災後1年近く関東の公共の建物内は、昼夜問わず非常に暗い場所が多くなっており、視力の弱い方々にとって、足もとが危険な状況となっております。
2011年4月30日(土)の産経新聞の取材により、視覚に大きな障害のある方には、

●エスカレーターの停止で通い慣れた道が使えない

●目印にしていた案内板や自販機の照明が消え、いつも使う階段を見失った

●照明が消えた暗い通路で転倒、あるいは階段に気づかず転倒した

●案内板の照明も消されているため、乗り換えや改札がわからない

●世の中が、不便を感じても言い出しにくい雰囲気になっている

●駅の改札や階段を使うのが怖く、外出を控えるようになった

●転倒して骨折した

などの問題が生じている、と伝えられました。

被災地においての、視力にかかわる問題

震災被災地では、眼鏡コンタクトレンズのご愛用者様が、困っておられる状況がメディアを通じて伝えられ、また、ブログやツイッターで散見されました。

●避難中に視界が不明瞭で危険、怖かった

●コンタクトレンズの供給がなかった

●コンタクトレンズの洗浄ができなかった

●眼鏡やコンタクトレンズを紛失した、流された

などなど。
このような被災者の方々の経験を通じ「自分もこんな目に遭ったらどうしよう?」と思われるのは、眼鏡コンタクトのエンドユーザー様の正直な感覚でしょう。
被災地では、眼鏡コンタクトの不足を解消すべく、数日後から、眼鏡チェーンやコンタクトレンズメーカーが、被災地にコンタクトレンズ、ケア用品を送り込みました。
もちろん全ての避難所に届いているわけではありません。

被災地に無償提供された眼鏡の問題

同じ度数の眼鏡でも、レンズの大きさやフレームが顔のカーブや鼻の高さと合うか、といった問題はもとより、瞳孔間距離Pupil Distanceが合わない場合がほとんどです。
この場合、視覚的な違和感や眼精疲労を伴うことがあります。

また、ご自分の眼に乱視がある場合は、さらに合う眼鏡が少ない、という問題があります。

被災地に無償提供されたコンタクトレンズの問題

角膜のカーブなど、ご自分の眼の形とコンタクトの形が合わず、フィットしない場合があります。
度数が合っていてもメーカーまたは製品シリーズの素材の違いなどによる異物感、違和感、張り付きなどが生じることがあります。

このように、眼鏡、コンタクトレンズは以前使用していたものとピタリ一致していないと、疲れ目/違和感など、トラブルの可能性が大きい。
また、眼鏡やコンタクトをケアをするための環境だけでなく、時間/精神的余裕がない場合もあるでしょう。

レーシックやPRKなど視力矯正手術には、そのような不安はありません。
それらは有用な裸眼視力を提供するものだからです。

被災地の皆様の安全と健康、ならびに被災地の1日も早い復興をお祈り申し上げます。

なお、セントラルアイクリニックでは毎週土曜日14時15分より無料説明会および無料適応検査を実施しております、ご予約の上、お気軽にご参加ください。

平成26年11月1日
医療法人 セントラルアイクリニック
院長 渥美 一成
フリーダイヤル:0120-469820
TEL:052-587-4976 FAX:052-587-4641
〒450-0002 名古屋市中村区名駅4-5-28 近鉄新名古屋ビル14階
(平成27年1月1日より桜通豊田ビルに名称変更)
https://www.c-e-c.or.jp

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