白内障の原因

水晶体を構成するクリスタリンが変性し黄白色または白色に着色することにより45歳以上で発症しますが、紫外線の暴露も白内障を進行させます。年齢的な老化以外に、先天性、代謝性(糖尿病など)、ステロイド、内分泌疾患、放射線、外傷なども白内障の原因になります。

白内障の症状および手術時期

初期には眩しい、物が二重三重に見える、夜間みにくい、白っぽいなどの症状がありますが、最終的には見えなくなります。以前は、視力がかなり悪くなってきてから手術をしたのですが、白内障手術の技術が進み、現在の手術適応はその人が見にくくなったと感じたときが手術時期です。車の運転が必要な人は視力が0.7以上必要ですし、職業的ドライバーは夜間の見にくさ、グレア(まぶしさ)があると困りますので、視力が1.0でも手術が必要になります。細かい作業、立体視が必要な場合も早期手術が必要です。現在は、ご自身が自覚的に見にくい状態が手術適応時期で、見え方の質を上げる手術になります。

白内障の治療

手術が唯一の方法です。手術方法は超音波乳化吸引術で水晶体の核を破砕して中身を吸引して眼内レンズを挿入します。眼内レンズが単焦点、多焦点、着色、アクリル、シリコンなどいろいろあります。通常は保険手術ですが、遠くも近くも見える多焦点眼内レンズ挿入術は先進医療になり、術前検査、術後検査は保険診療で、手術当日のみ自費診療になります。医療保険等で先進医療特約に加入している場合は、自費の部分が全額保険金で賄われます。
多焦点眼内レンズ挿入術のページへ

白内障の手術方法

Step1

img02
直径1mmにも満たない細い針で、水晶体の前の膜を切り取ります。

Step2

img03
濁った水晶体を、超音波振動するハンドピースにて乳化 (水晶体を超音波振動で水状にします)させ吸い取ります。切開する幅は小さく、3mm位が普通です。

Step3

img04
先ほど切開した同じ場所から(新たに切開しません)眼内レンズを挿入します。

Step4

img05
最後に眼内レンズを固定して終了です。

資料請求・説明会予約・お申し込み各種お問合せはこちら

 

ご意見・ご要望のある方はお気軽にフリーダイヤルまでお問合せください。フリーダイヤル0120-469-820受付10:00〜18:00(休診:火曜日/日曜日/祝日)

 

     

このページの最初に戻る