老眼だと諦めていませんか?

老視・老眼のメカニズム

老視はピント合わせの老化で、水晶体が硬くなることにより、水晶体が厚くなったり、薄くなったりできなくなり、遠くや近くにピントを合わせられない状態です。
そのため、遠近両用眼鏡や老眼鏡が必要となります。

モノビジョン

モノビジョンは片方の目を遠くにあわせ、もう一方の目を近くに(つまり近視を残す)合わせるという方法です。
そのため両目であれば遠くから近くまでみえるのです。
しかし、左右差がありますので、向き不向きの方がいらっしゃいます。
当院ではモノビジョンに適しているか慎重に検査を行います。ただし、モノビジョンは一生老眼鏡が不必要になるというものではありません。

マルチフォーカルIOL(遠近両用眼内レンズ)

通常の白内障手術は単焦点です。つまり、調節力がなくなりますので、遠くか、中間か、近くかというように一部分しかピントが合いませんので、眼鏡が必要不可欠です。現在、厚生労働省から先進医療として認可されているの多焦点眼内レンズは「iSii(HOYA社):屈折型」と、「TECNIS MULTI(AMO社):回折型」の2種類です。
「iSii(HOYA社):屈折型」は特に遠くと中間の見え方が優れています。光量は100%使用できるので、暗いところでの見え方が良好です。
一方、「TECNIS MULTI(AMO社):回折型」はアクリル性で、遠方と近方の見え方に優れています。光量は遠く40%、近く40%ですので、暗いところの見え方が落ちる可能性がありますが、加入度数が+2.75D,+3.25D,+4Dの3種類あるため、組み合わせで中間の見え方を良くすることもできます。
乱視度数がありませんので、角膜乱視が強い場合は術後LASIKやPRKで乱視を治します。

・iSii(HOYA社):屈折型
iSii(HOYA社):屈折型

・TECNIS MULTI(AMO社):回折型
TECNIS MULTI(AMO社):回折型

全距離で眼鏡を不要にする方法として、Custom Matchという、屈折型と回折型を1眼ずついれる方法があり、これだと、100%眼鏡不要というデータがあります。
白内障手術で乱視は矯正されませんので、この手術で眼鏡なしにみることができるポイントは角膜乱視がないこと、正確な度数設定ができること(術前検査が非常に重要)、夜間の車の運転の頻度が少ないこと(グレア、ハローの出現、コントラスト低下、夜間近視)が必要でしょう。

屈折型と回折型との違いがわかる比較データ

遠近両用眼内レンズ+LASIK(タッチアップ)

多焦点眼内レンズを挿入したあと、乱視など影響で目標視力がでなかった場合は十分なカウンセリングを行った後、正確な術前検査を行い、LASIKで微調整をするタッチアップが現時点での老視矯正の最も良い方法であると思います。タッチアップは無料でさせていただきます。
タッチアップが必要な症例は屈折型で46%、回折型で29〜33%と報告されています。

Custom Match (遠近両用眼内レンズを生活スタイルに合わせて組み合わせる方法)

屈折型は遠方、中間がよく見え、回折型は、遠方、近方が良くみえます。そのため、その方の生活スタイルに合わせて、屈折型と回折型を組み合わせる方法があります。

(右眼/左眼)
屈折/屈折
(右眼/左眼)
回折/回折
(右眼/左眼)
屈折/回折
遠方視力 1.0 0.8 1.0
中間視力 0.8 0.67 0.8
近方視力 0.8 1.0 1.0
眼鏡不要率 75% 89% 100%

先進医療は使用できませんが、オーダーメイドの多焦点眼内レンズLentis Mplus Toricの場合は、角膜乱視も矯正できますし、0.01Diopter単位でその人だけの多焦点をつくります。
また、3重焦点の多焦点(Fine Vision)もあります。

老視・老視矯正・多焦点眼内レンズについても説明会にてお気軽にご相談下さい。

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