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飛蚊症は放置していい?危険なサインを見逃さないために知っておくこと

飛蚊症は放置して大丈夫?危険なサイン・原因・受診の目安を眼科専門医が解説
「目の前に黒い点や糸くずのようなものが浮いて見える…でも、痛くないし見えているから大丈夫だろう」——そう思って飛蚊症をそのまま放置していませんか?
飛蚊症には放置しても問題がないケースと、すぐに受診が必要なケースの2種類があります。大切なのは「どちらのタイプか」を見極めること。特に急に数が増えた・視野の端に光が走る・視野が欠けるなどの変化がある場合は、網膜剥離など重篤な疾患のサインである可能性があり、早期受診が重要です。
✅ 飛蚊症を放置してよい場合・してはいけない場合の違い
✅ 病気が隠れているサイン(危険な症状チェックリスト)
✅ 眼科を受診すべきタイミングと日常生活での注意点
飛蚊症に悩む方がとても多い理由
「視界に小さな黒い点や糸くず、リング状のものが浮いて見える」——この症状を「飛蚊症(ひぶんしょう)」と呼びます。飛蚊症は加齢とともに多くの方に現れる目の症状で、40代以降では特に自覚しやすくなります。
多くの方が「見えているから問題ないだろう」「老化現象だから仕方ない」と放置しがちですが、実はここに大きな落とし穴があります。飛蚊症の中には、網膜剥離や硝子体出血など、放置すると視力を脅かす疾患が原因になっているケースも含まれているからです。
「飛んでいる」ように見えるのはなぜ?
飛蚊症の「飛んで見える」という感覚は、眼球の内部にある「硝子体(しょうしたい)」という透明なゼリー状の組織が関係しています。硝子体の中に存在する濁りや繊維状の成分が、光を受けたときに影として網膜に映し出されることで、視界に浮遊物が見えるのです。目を動かすと一緒に動き、止まろうとするとふわっと遅れてついてくる——これは硝子体が眼球内でゆらゆらと動く性質を持つためです。
飛蚊症が起こる原因:生理的と病的の2種類がある
生理的飛蚊症:加齢や体質が原因の「良性」タイプ
加齢によって硝子体のゼリー状の組織が液化・収縮し、内部に濁りが生じることで起こります。これを「後部硝子体剥離」と呼びます。近視が強い方・若い頃から飛蚊症がある方は、硝子体の構造的な変化が早期に起こりやすい傾向があります。生理的飛蚊症は基本的に視力を脅かすものではなく、経過観察が原則ですが、定期的に眼科でチェックを受けることが大切です。
病的飛蚊症:網膜剥離・硝子体出血などが原因の「危険」タイプ
飛蚊症の中には、網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血・ぶどう膜炎など、失明リスクにつながる疾患が背景にある場合があります。これらは「病的飛蚊症」と呼ばれ、放置すると視力に深刻なダメージを与える可能性があります。特に急激な症状の変化は要注意です。
自分では判断できない——だから眼科受診が必要
生理的か病的かは、自覚症状だけでは区別することができません。眼科での散瞳検査やOCTなどを用いた精密検査によって初めて判断できます。「前から症状があるから大丈夫」という自己判断は危険です。
近視の強い方は飛蚊症になりやすい?
近視が強い方(強度近視)は、眼軸が長いため網膜が薄く引き伸ばされた状態になっています。そのため、硝子体の変化が若い年代から起こりやすく、20〜30代でも飛蚊症を自覚するケースが少なくありません。強度近視の方は特に、定期的な眼底検査を受けることが推奨されます。
⚠ よくある誤解:「飛蚊症は治らないから眼科に行っても意味がない」
確かに生理的飛蚊症は根本的な治療法が限られていますが、眼科受診の目的は「治すこと」だけではありません。病的飛蚊症を早期に発見し、網膜剥離などへの進行を防ぐことが最大の目的です。「治らないから行かない」ではなく、「危険なサインを見逃さないために行く」という意識の転換が大切です。
飛蚊症を放置してはいけない:今すぐ受診すべき危険なサイン
以下のような変化がある場合は、放置せずにできるだけ早く眼科を受診してください。特に網膜剥離は発症から時間が経つほど治療が難しくなる疾患であり、早期対応が視力の維持に直結します。
⚠️ こんな症状があればすぐに眼科へ
🔴 飛蚊症の数が急に増えた、または大きくなった
🔴 視野の端に閃光(稲妻のような光)が走る(光視症)
🔴 視野の一部が欠けている・カーテンがかかったように見える
🔴 急に視力が低下した・ぼやけるようになった
🔴 目の中に赤や黒い影がたくさん見える(硝子体出血の可能性)
🔴 目を強くぶつけた後に飛蚊症が現れた
網膜剥離との関係:放置が招く最大のリスク
網膜裂孔は、網膜に小さな孔が開いた状態です。この段階では自覚症状が飛蚊症や光視症程度であることが多く、痛みはほとんどありません。しかし放置すると、孔から液体が入り込んで網膜が剥がれる「網膜剥離」に進展する可能性があります。
網膜裂孔の段階であれば、レーザー光凝固術で比較的短時間に対応できることが多いですが、網膜剥離まで進行すると硝子体手術が必要になるケースもあり、治療の負担が大きくなります。また、黄斑部まで剥離が及ぶと、たとえ手術が成功しても視力の回復に限界が生じる場合があります(個人差があります)。
硝子体出血・ぶどう膜炎も飛蚊症の原因になる
飛蚊症の原因として、硝子体出血(眼内の出血が硝子体内に広がった状態)やぶどう膜炎(目の内部に炎症が起きた状態)が関与するケースもあります。硝子体出血では急に視界が暗くなったり多数の黒い影が見えたりすることがあり、ぶどう膜炎では目の充血や痛みを伴うこともあります。いずれも早期発見・早期治療が重要です。
眼科を受診する目安と、検査で何がわかるのか
受診すべきタイミングの目安
📅 比較的余裕をもって受診
○ 以前から少数の浮遊物がある
○ 症状が変わらず安定している
○ 加齢による変化として以前に診断済み
○ 痛み・充血・視力低下はない
🚨 できるだけ早く受診(当日〜翌日)
△ 急に数が増えた・大きくなった
△ 視野に光が走る(光視症)
△ 視野の欠けを感じる
△ 急激な視力低下がある
眼科ではどんな検査を行うのか
飛蚊症で眼科を受診した場合、主に以下のような検査が行われます。散瞳薬を使用する検査では、検査後数時間は視界がぼやけるため、当日の車・バイクの運転は控える必要があります。
✅ 視力検査・眼底検査:網膜・硝子体の状態を直接確認
✅ 細隙灯顕微鏡検査(スリットランプ):目の前眼部〜中間部を詳細に観察
✅ 光干渉断層計(OCT):網膜の断層像を撮影し、微細な変化を確認
✅ 散瞳眼底検査:瞳孔を広げて周辺部の網膜まで詳しく調べる
飛蚊症の日常生活での注意点
✅ 定期的な眼科検診を継続する(年1回以上を目安に)
✅ 症状の急激な変化(増加・光視症など)を見逃さない
✅ 目を強くこすったり、激しい衝撃を与えたりしない
✅ 眼精疲労・強い紫外線を避けるよう意識する
✅ 強度近視の方はより注意深く目の状態を観察する
飛蚊症の治療法:経過観察から手術まで
生理的飛蚊症の場合
生理的飛蚊症に対する標準的な対応は「経過観察」です。現時点では、生理的飛蚊症を薬で消す方法は確立されていません。飛蚊症は時間の経過とともに気にならなくなるケースも少なくありません(個人差があります)。ただし、「気にならなくなった=消えた」わけではないため、定期検診は継続することが大切です。
症状が日常生活に著しく支障をきたすケースでは、レーザー(YAGレーザー硝子体溶解術)や硝子体手術が選択肢として挙がることがあります。ただしこれらは適応に条件があり、すべての方に適用できるわけではありません(個人差・適応基準があります)。
病的飛蚊症・網膜裂孔の場合
網膜裂孔が見つかった場合は、レーザー光凝固術(網膜光凝固)が行われることが一般的です。レーザーで裂孔の周囲を焼き固め、網膜剥離への進行を防ぎます。処置は短時間で完了することが多く、日帰りで受けられるケースが大半です。
網膜剥離まで進行した場合は、硝子体手術や強膜バックリング術が必要になることがあります。手術の方法は剥離の範囲・程度・患者さまの状態によって異なります。
緑内障・加齢黄斑変性など他の眼疾患の可能性も
飛蚊症の検査中に、緑内障や加齢黄斑変性(AMD)、糖尿病網膜症など他の眼疾患が発見されるケースもあります。これらの疾患は初期段階では自覚症状が乏しく、飛蚊症を入口に受診したことで早期発見につながるという例も少なくありません。
飛蚊症・網膜疾患でお悩みの方を、専門医チームがサポート
愛知県名古屋市中村区、名古屋駅から徒歩3〜5分の医療法人セントラルアイクリニックは、飛蚊症をはじめとする網膜・硝子体疾患にも対応できる総合眼科専門施設です。
🏥 全医師が日本眼科学会認定眼科専門医:保険診療から高度な手術まで、一貫した体制で対応
🔬 大学病院レベルの検査・手術設備:OCT・眼底カメラなど精密機器を完備
🩺 緑内障・網膜硝子体手術の専門医師が在籍:向後二郎医師が難治性疾患にも対応
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📞 術後24時間対応の専用電話・長期フォロー体制:術後10年にわたる定期検診案内
👨⚕️ 院長 渥美 一成 先生より
「飛蚊症は”よくある症状”ですが、その背景に重篤な疾患が隠れているケースがあります。私自身も眼科医として、患者さまお一人おひとりの目に一生責任を持ちたいと考えています。”痛くないから大丈夫”という自己判断をする前に、まず専門医に診てもらうことで、大切な視力を守ることにつながります。」
👨⚕️ 医師 向後 二郎先生(緑内障・網膜硝子体手術専門)より
「聖マリアンナ医大で20年、秋田大学で3年にわたり、緑内障や網膜硝子体疾患と向き合ってきました。飛蚊症は網膜裂孔・網膜剥離の初期サインであることも少なくありません。”最近急に増えた””光が走る”といった変化は見逃さずに、早めに受診することを強くおすすめします。」
飛蚊症に関するよくある質問
📝 この記事のまとめ
✅ 飛蚊症には放置してよい「生理的飛蚊症」と、すぐに受診が必要な「病的飛蚊症」の2種類がある
✅ 急に数が増えた・光が走る・視野が欠けるなどの変化は、網膜剥離などの危険なサインの可能性
✅ 生理的か病的かは自己判断できない。眼底検査・OCTなど専門的な検査で初めて判断できる
✅ 「痛みがないから大丈夫」「治らないから行っても意味がない」という思い込みが受診を遅らせる最大の原因
✅ 定期的な眼科検診を継続し、症状の変化を見逃さないことが大切な視力を守る第一歩
飛蚊症が気になったら、まず眼科専門医へ
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【診療時間】月・水・木・金・土 10:00〜12:30 / 16:00〜18:00 火・日・祝 休診
14時以降の受診は事前予約が必要です。電話受付 10:00〜17:00

監修医師プロフィール
渥美 一成(院長)
名古屋駅に日帰り白内障手術と屈折矯正手術センターを開設して今年で25年目を迎え、屈折矯正手術9121眼、白内障手術6437眼、緑内障手術563眼、網膜硝子体手術69眼、硝子体内注射975眼、その他634眼(令和7年12月現在)を行わせていただきました。
資格・所属学会:日本眼科学会専門医、ASCRS、ESCRS、JSCRS、ARVO、日本眼科学会、日本神経眼科学会、日本網膜硝子体学会、日本緑内障学会、日本眼光学学会 各会員
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。
