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緑内障の手術とは?種類・費用・術後について名古屋の眼科専門医が解説


緑内障の手術とは?種類・費用・術後ケア・よくある誤解を眼科専門医が解説

「緑内障と診断されたけれど、手術が必要なの?」「点眼薬だけでは間に合わないの?」と不安を感じている方は少なくありません。

結論からお伝えすると、緑内障の手術は「視野をこれ以上失わないために眼圧を下げる」ことを目的としており、点眼薬やレーザー治療で眼圧が十分にコントロールできない場合に選択肢となります。手術で失った視野が戻るわけではありませんが、進行を食い止め、残った視機能を守るための重要な治療です。

手術の種類はレーザー治療から切開手術まで複数あり、緑内障のタイプや眼圧の状態、視野の進行度によって適切な方法が異なります(個人差があります)。

✅ 緑内障手術の種類と特徴(レーザー・切開・チューブ)

✅ 手術の費用・入院の有無・術後の注意点

✅ 手術前に知っておきたい「よくある誤解」と正しい知識

緑内障の手術が必要になるのはどんなとき?

「点眼薬だけでは足りない」と感じたら

緑内障の治療は、まず点眼薬による眼圧コントロールから始まります。しかし、点眼薬を正しく使っていても眼圧が目標値まで下がらない場合や、視野の欠損が進んでいると判断される場合には、レーザー治療や手術が検討されます。「毎日さしているのに視野が狭くなってきた」という方は、ぜひ早めに眼科専門医へ相談しましょう。

また、点眼薬の副作用(充血・ぜんそくの悪化など)が生活に支障をきたす場合も、手術でより根本的に眼圧を下げる選択肢が考慮されることがあります。

緑内障で感じやすい悩みや不安

緑内障の怖さは、初期〜中期では自覚症状がほとんどないことにあります。視野の端から徐々に欠けていくため、かなり進行してから気づくケースも珍しくありません。「手術といわれたらどうしよう」「入院しなければいけないの?」「手術で目が見えなくなるのでは?」という心配は、多くの方が抱く自然な感情です。

正常眼圧緑内障とは?日本人に多いタイプ

⚠ 眼圧が正常でも安心はできません

日本人の緑内障の約7割は、眼圧が正常範囲内(10〜21mmHg)でも視神経が障害される正常眼圧緑内障といわれています。「眼圧が正常だから大丈夫」とは言い切れないのが、緑内障の難しいところです。定期的な視野検査と眼底検査による経過観察が不可欠です。

緑内障の手術の種類と仕組みをわかりやすく解説

緑内障の手術は大きく「レーザー治療」と「切開手術(観血的手術)」に分けられます。それぞれの仕組みと特徴をポイントで整理しましょう。

Point 01

レーザー治療(SLT・LI)

レーザーを使って房水の排出を促す方法です。代表的なものにSLT(選択的レーザー線維柱帯形成術)があります。切開を行わないため身体への負担が少なく、外来で受けられます。閉塞隅角緑内障にはLI(レーザー虹彩切開術)が用いられ、虹彩に小さな孔をあけて房水の流れを改善します。ただし、効果には個人差があります。

Point 02

濾過手術(トラベクレクトミー)

白目(結膜・強膜)に小さな切開を加え、房水を眼外へ逃がす「濾過胞」をつくる手術です。緑内障手術の中でも眼圧下降効果が高いとされ、点眼薬が効きにくい進行例や眼圧が高い場合に選ばれることがあります。術後の管理が必要で、感染症・低眼圧といったリスクも考慮して適応を判断します(個人差があります)。

Point 03

チューブシャント手術・MIGS(低侵襲緑内障手術)

チューブシャント手術は、小さなチューブを目に挿入して房水を排出する方法で、濾過手術が難しいケースに用いられます。一方、近年注目されているMIGS(低侵襲緑内障手術)は、目への負担を少なくしつつ眼圧を下げることを目指した手術群で、白内障手術と同時に行われることもあります。

手術方法の比較:どう選ぶ?

手術の種類 特徴 主な適応 入院の目安
SLT・LI(レーザー) 切開なし・外来で可 初期〜中期・閉塞隅角 不要(日帰り)
トラベクレクトミー 眼圧下降効果が高い 進行例・高眼圧 数日〜1週間程度
チューブシャント 再手術例にも対応しやすい 難治例・過去手術あり 数日〜(症例による)
MIGS 低侵襲・回復が早い傾向 初期〜中期・白内障合併 日帰り〜短期入院

※入院期間・適応は症例・施設によって異なります。担当医にご確認ください。

緑内障手術の費用・保険適用について

保険適用になる?

緑内障の手術(レーザー治療・切開手術・チューブシャント手術など)は、原則として健康保険の適用となります。そのため、自己負担は1〜3割(年齢・所得区分により異なります)が一般的です。また、高額療養費制度を利用することで、月ごとの自己負担に上限が設けられる場合があります。

具体的な費用は手術の種類・施設・入院日数によって異なるため、受診時に担当医または医療事務スタッフに確認することをおすすめします。

生命保険・医療保険の適用

ご加入の医療保険によっては、緑内障手術が給付金の支払い対象となる場合があります。また、医療法人セントラルアイクリニックは厚生労働大臣承認医療機関として認定されており、生命保険の高度先進医療特約に対応できる施設です。保険会社への確認やご相談については、受診時にスタッフへお申し付けください。

✅ 手術を受けるメリット

○ 点眼薬の本数を減らせる可能性がある

○ 眼圧を長期的に安定させやすい

○ 視野の進行を食い止める効果が期待できる

○ 健康保険が適用されるため費用を抑えやすい

⚠️ 手術のリスク・注意点

△ すでに失った視野は回復しない

△ 感染・低眼圧・白内障進行などのリスクがある

△ 術後も定期的な検診・点眼が必要な場合がある

△ 効果・経過には個人差があります

緑内障手術の術後ケア・注意点

術後すぐに気をつけること

緑内障手術後は、目を強くこする、重い荷物を持つ、長時間の運転など、眼圧が上がりやすい行動を一定期間避けることが大切です。術後の点眼薬(抗炎症薬・感染予防の抗生剤など)は指示通りに使い続けることが重要です。自己判断でやめてしまうと、感染症や炎症が起きるリスクがあるため注意が必要です。

術後の定期検診が欠かせない理由

緑内障は手術をしたからといって完全に終わりではなく、術後も眼圧の経過・視野の変化を継続してモニタリングしていく必要があります。濾過胞の状態確認や、追加の点眼が必要かどうかの判断も、定期的な受診によって行われます。「見えているから大丈夫」とは言い切れないのが緑内障の特性であるため、術後の通院をしっかり続けましょう。

よくある誤解:「手術したら視力が回復する」は間違い

⚠️ 誤解されやすい点

緑内障の手術は「視野や視力を取り戻す」ための手術ではありません。すでに失われた視野は現在の医療では回復させることができません。手術の目的はあくまで「眼圧を下げて、これ以上の視野の悪化を食い止めること」です。この点を理解したうえで、早期発見・早期治療が非常に重要であることがわかります。

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緑内障の手術を受ける前に確認しておきたいこと

どんな検査が必要?

手術前には、緑内障のタイプ・眼圧・視野の状態・視神経の形状・隅角の構造などを詳しく調べます。

✅ 眼圧測定:1日の中でも変動するため、複数回の測定が行われることもあります

✅ 視野検査:どの範囲がどれだけ見えているかをコンピューターで計測します

✅ OCT(光干渉断層計):視神経・網膜の厚みをマイクロメートル単位で解析します

✅ 隅角検査:開放隅角か閉塞隅角かを判別し、手術方法の選択に役立てます

手術前に確認すべき5つのポイント

① 自分の緑内障のタイプ(開放隅角・閉塞隅角・正常眼圧など)を理解しているか

② 推奨される手術方法とその理由を担当医から説明してもらっているか

③ 術後の通院・点眼スケジュールを確認しているか

④ 加入している生命保険・医療保険の適用可否を確認しているか

⑤ 疑問・不安をカウンセリングで納得いくまで相談できているか

難治性緑内障・正常眼圧緑内障への追加アプローチ

手術や点眼薬以外のアプローチとして、近年は高濃度水素吸入療法やスーパーライザー(近赤外線療法)などを補助的に取り入れる施設も出てきています。これらは正常眼圧緑内障・網膜色素変性症・加齢性黄斑変性症など、現在の治療法だけでは対応が難しい「アイフレイル」に対して、視神経・網膜へのアプローチとして研究・活用が進んでいる分野です(効果には個人差があります)。

名古屋で緑内障手術を相談するなら|セントラルアイクリニックのこだわり

愛知県名古屋市中村区・名古屋駅徒歩3〜5分の医療法人セントラルアイクリニックでは、緑内障をはじめとした眼科疾患に対して、専門医による丁寧な検査と治療をご提供しています。

👨‍⚕️ 全医師が日本眼科学会認定眼科専門医:保険診療から高度手術まで、院内の全ドクターが専門医資格を保有

🏥 大学病院レベルの検査・手術設備:OCTや視野計など精密検査機器を完備

💧 高濃度水素吸入療法(Hycellvator PF72)・スーパーライザー 正常眼圧緑内障・網膜色素変性症など難治性疾患に向けた補助的アプローチを提供。それぞれ単独での施術に対応しています。名古屋駅前クリニックとして希少な設備

🔒 厚生労働大臣承認医療機関:生命保険・医療保険の高度先進医療特約に対応

📞 術後24時間対応の専用電話:手術後の急な不安や変化にも、専用回線でいつでもサポート

👨‍⚕️ 院長・渥美 一成 先生より

「緑内障の治療は、一度始めたら長いお付き合いになります。だからこそ、患者さん一人ひとりと丁寧に向き合い、納得いただいたうえで治療を進めることを大切にしています。『患者さんの目に一生責任を持っていきたい』という想いで、診断から術後フォローまで誠実に対応してまいります。緑内障かもしれないと感じたら、まず一度ご相談ください。」

👨‍⚕️ 向後 二郎 先生(緑内障・網膜硝子体手術専門)より

「聖マリアンナ医科大学に20年、秋田大学に3年在籍し、多くの緑内障・網膜硝子体の手術に携わってきました。進行した症例、難治例、他の疾患を合併した症例など、幅広い経験をもとに患者さんに寄り添った診療を行っています。手術が必要かどうか、必要ならどの方法がよいかを丁寧に説明しますので、ご不安なことはなんでもお聞かせください。」

緑内障手術に関するよくある質問(FAQ)

Q緑内障の手術は日帰りで受けられますか?
Aレーザー治療(SLTなど)は一般的に日帰りで受けていただける場合が多いです。切開手術(トラベクレクトミーなど)については、施設や手術内容・術後経過によって入院が必要になることがあります(数日〜1週間程度が目安。個人差があります)。担当医と事前にご相談ください。
Q手術後も点眼薬は続ける必要がありますか?
A手術によって眼圧が十分に下がり、視野の進行が安定していれば点眼薬の種類や本数を減らせる場合があります。ただし、すべての方が点眼不要になるとは限らず、術後の経過を見ながら担当医が判断します。定期的な受診と検査で状態を確認することが重要です(個人差があります)。
Q緑内障の手術を受けるタイミングは?早いほど良いですか?
A緑内障は早期発見・早期対応が視野を守るうえで重要です。ただし、手術のタイミングは緑内障のタイプ・眼圧の状態・視野の進行速度・全身状態などを総合的に判断して決定されます。「まだ視野が残っているから大丈夫」と先送りにせず、定期的な眼科検査で状態を把握し、担当医と治療の進め方を相談することをおすすめします。

📝 この記事のまとめ

✅ 緑内障の手術は「眼圧を下げ、視野の進行を食い止める」ことが目的。失った視野は回復しない

✅ 手術の種類はレーザー・トラベクレクトミー・チューブシャント・MIGSなど複数あり、タイプや進行度で選択が異なる

✅ 緑内障手術は原則として健康保険適用。高額療養費制度の活用も検討できる

✅ 術後も定期検診・点眼を継続し、眼圧と視野の変化を長期的にモニタリングすることが重要

✅ 自覚症状が出にくいため、早期発見のための定期的な眼科検診が視機能を守る鍵となる

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14時以降の受診は事前予約が必要です。電話受付 10:00〜17:00

監修医師プロフィール

渥美 一成(院長)

名古屋駅に日帰り白内障手術と屈折矯正手術センターを開設して今年で25年目を迎え、屈折矯正手術9121眼、白内障手術6437眼、緑内障手術563眼、網膜硝子体手術69眼、硝子体内注射975眼、その他634眼(令和7年12月現在)を行わせていただきました。

資格・所属学会:日本眼科学会専門医、ASCRS、ESCRS、JSCRS、ARVO、日本眼科学会、日本神経眼科学会、日本網膜硝子体学会、日本緑内障学会、日本眼光学学会 各会員

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。