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院長ブログ

多焦点眼内レンズ:屈折型と回折型

多焦点眼内レンズは大きく分けると屈折型と回折型があります。屈折型は皆さんが通常使っている眼鏡やコンタクトレンズと同じようにレンズの曲げる力、屈折力を利用して、2つの焦点(遠方と近方)でそれぞれ、遠くと近くを見ます。光は遠くも近くも100%利用します。現在利用できるものは、同心円型のiSiiと扇状で上方が遠方、下方が近方のLentis Mplus toric(オーダーメイド)の2種類が利用できます。

回折型は、遠方は普通のレンズと同じように遠くを見て、近くは細かい回折格子を利用して、光は直進しますが、角があると、曲がります。それを利用して近くをみます。2焦点、3焦点、5焦点といろいろありますが、焦点が多すぎると、頭が理解できない場合もありますので、3焦点までと考えています。また、連続焦点もありますが、どのレンズが良いかはその人がどういう見え方を希望するかによって異なりますので、専門医にご相談ください。以前は、光を遠くと近くあるいは中間に分けるので、暗いところでの見え方や、コントラスト感度が落ちましたが、最近は、そのような欠点も修正されて見やすくなりました。

ただ、多焦点眼内レンズ手術は保険診療ではありませんので、自費診療あるいは選定医療になりますので、値段は高くなります。